四肢滅裂な読売新聞社説「法的安定性は確保されている」とは。
- 2015/07/31
- 08:11
本日付(7/31)の読売新聞社説を一読して驚いた。国会審議は「現実的」であれ、と与野党参議院議員を叱咤している。「現実的」である前に、「立憲主義に沿った」議論であるべきだ。「戦争法案」が読売新聞が強弁するように「法的安定性」を犯していないとするなら、なぜ「現実的」な議論を求める必要があるのだろうか。 問題なのは多くの憲法学者が自衛隊を違憲だとはしていないが、国際平和活動を違憲とすべきものもある、と断じ...
安倍首相の「安全」は詭弁だ。
- 2015/07/31
- 05:01
<安倍内閣が従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を認めたことに対しては、国会で野党から再三にわたって「米国の戦争に巻き込まれるのではないか」との懸念が出ている。 これに対し、首相はこの日の質疑で「今回の法案はあくまでも自衛のための必要最小限の措置だ。それが憲法の要請であり、しっかり守っていく」と強調。日本の安全や国民の命に関わりがないにもかかわらず、他国の戦争に協力することはないと明言した>...
TPP参加に改めて反対する。
- 2015/07/30
- 05:39
<28日に開幕したTPP閣僚会合では、日本が輸入する農産物関税について米国など各国と詰めの協議を開始。牛肉については現行の38・5%の関税を、15年程度かけて9%まで引き下げる。豚肉は価格が安いほど、高い関税をかける仕組みになっているが、最も安い肉にかけられている1キロ当たり482円の関税を10年程度かけて50円に引き下げることでほぼ決着している。 コメについては現行の関税を維持するものの、新たな...
経営効率化を求める国立大学改革とは。
- 2015/07/29
- 05:10
文科省は国立大学の経営効率化を求めて行政法人化を行い、毎年1%ずつ交付金を減らしてきた。税に経営財源のほとんどを依存している国立大学に行政が経営効率化を求めるのは当然のことと理解しつつも、経営効率と学術研究が馴染むのか、といった相反する考えも湧き上がってくる。 ここに来て、文科省から全国の国立大学に文科系学部の廃止を求める通達が出されたという。教育学部系や文学部系の学部は経営効率化のために切り捨...
中国の経済崩壊を深刻な問題として報じない日本のマスメディア。
- 2015/07/28
- 10:20
<27日の中国株式相場は急落。上海総合指数が2007年2月以来の大幅下落で終了した。前例のない規模で講じられた当局の株価対策を受けて約3週間にわたって続いてきた相場反発について、持続不能との懸念が強まった。 上海総合指数 は前週末比8.5%安の3725.56で取引を終えた。同指数構成銘柄のうち上昇と下落の割合は約1対75だった。 27日の急落で本土株市場に先週広がっていた平穏が破られ、経済成長が鈍化する中で政府の株...
読売新聞社説「参院でより丁寧な説明尽くせ」とは呆れる。
- 2015/07/28
- 08:05
本日付の読売新聞社説「参院でより丁寧な説明尽くせ」には呆れる。いかに丁寧な説明をしようと違憲法案は違憲法案でしかない。廃案を期すべきだが、読売新聞の立場は安倍自公政権そのもので「説明すれば解って賛成してもらえる」と考えているようだ。 件の社説の「国民の理解を広げる努力を重ねて、着実に成立を図ることが大切だ」との書き出しからして絶望的だ。「戦争法案」が一体何を日本と日本国民にもたらすかが理解不能の...
なんともお粗末な安倍「お友達内閣」。
- 2015/07/28
- 04:50
<礒崎陽輔首相補佐官は26日、大分市内の講演で、安全保障関連法案について、「(従来の憲法解釈との)法的安定性は関係ない。国を守るために必要な措置かどうかは気にしないといけない。政府の憲法解釈だから、時代が変われば必要に応じて変わる」と語った>(以上「読売新聞」より引用) 現職国会議員の憲法に対する認識がこの程度とは「お粗末」を通り越して「残念な人」といわざるを得ない。彼は政府が必要と認識すれば何で...
国民は立憲主義を否定する安倍自公政権に心の底から怒れ。
- 2015/07/27
- 04:53
<日本経済新聞社とテレビ東京による24~26日の世論調査で、内閣支持率は6月の前回調査から9ポイント低下の38%、不支持率は10ポイント上昇の50%だった。2012年12月発足の現在の安倍政権で初めて逆転した。支持率が4割を割るのも不支持率が50%になるのも初めて。集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案の今国会成立に「賛成」は26%で「反対」の57%を大きく下回った>(以上「日経新聞」より引用) 日本国憲法を...
私たちは「狂気」の現代史の証言者だ。
- 2015/07/26
- 04:30
私たちは「いま」を生きる人間として、「いま」に声を上げ、声を上げた理由をネットに刻まなければならない。 現代が日本にとっていかなる時代だったのか。現代が世界にとっていかなる時代だったのか。それらが時系列を伴って科学されるときに日本史となり、世界史となる。私たちこそが「いま」の時代の証言者たちだ。 日本は大きな曲がり角に差し掛かっている。再び戦禍を日本国民は甘受するのか、それとも「戦争」の人類史を...
平等という不平等について考えよう。
- 2015/07/25
- 05:50
世間には「平等という不平等」が種々ある。良くいわれるのが相続する権利だ。生前いかに被相続人の世話をしようと、相続する権利は法定相続人で「平等」に定められている。 独居老人が当たり前となった昨今、在宅介護などで相続人以外の人が世話をすることは普通にある。あるいは近くに暮らす親族が一人で世話をする場合もある。しかし被相続人が亡くなるとワラワラと法定相続人が集まってきて、財産相続を巡って相続する権利を...