キャンプ場では決して子供から目を離してはならない。
- 2022/05/05
- 07:26
<山梨県警は4日、子供の頭部とみられる骨や運動靴などが見つかった道志村のキャンプ場付近の山中で、新たに人のものとみられる骨と、衣服を発見したと明らかにした。付近では2019年9月、当時小学1年の小倉美咲さん(千葉県成田市)が行方不明になっており、県警が関連を調べている。
捜査関係者によると、骨の大きさは数センチ四方で、人の肩の骨とみられるという。衣服とともに、運動靴が発見された場所から数メートルの距離で見つかった。いずれも十数センチほど堆積(たいせき)した落ち葉や土の下にあった。県警は身元を特定するDNA鑑定などを進める。
衣服は黒っぽい長袖のハイネックシャツで、美咲さんが行方不明になった当時に着ていたものと特徴が似ているという。
県警から連絡を受けた母親のとも子さん(39)は、「言葉にならない。しばらく涙が止まらなかったが、私は絶対にあきらめない。必ず美咲が無事に帰ってくると信じている」とコメントした>(以上「読売新聞」より)
道志キャンプ場の女児行方不明事件は最悪の結果を迎えたようだ。記事によると「山梨県警は4日、子供の頭部とみられる骨や運動靴などが見つかった道志村のキャンプ場付近の山中で、新たに人のものとみられる骨と、衣服を発見したと明らかにした」という。もはやキャンプ場で誘拐殺人、遺体遺棄事件が起きたことは疑いない。
小学一年女児は何者かによってキャンプ場から東へ600m離れた場所に遺棄されていたようだ。なぜ一般人では到達することすら困難な山中に穴を掘って遺棄したのか。それは既に大勢の人が女児の捜査を始めていたからだろう。
行方不明になった当日はキャンプ場の広場と西の小川を中心に探していたようだ。犯人は女児を拉致し殺害した直後に遺体を埋めたのではなく、何処かに遺体を隠し、夜になって遺体を担いで発見された現場まで運び埋めたのではないか。その穴が余り深くなかったため、今になって遺骨の一部や靴などが転がり出たのではないだろうか。
殺害直後に何処に遺体を隠したのか。それが、この事件解決のキー・ポイントではないだろうか。なぜ車でキャンプ場から運び出さなかったのか。それは道志キャンプ場へのアクセス道路が限定されていて、検問態勢が敷かれれば車で運び出すのは危険だと判断したからではないか。おそらく車のトランクに入れたまま、キャンプ場から運び出さなかったのではないだろうか。
つまり犯人はキャンプ場へ車で行っていた者だ。女児が行方不明になった当日に帰ることなく、そのままキャンプ場に一泊しているはずだ。あるいは行方不明になった女児を探すグループに加わって、一緒に探していたかも知れない。そして東の山中を探さないことを知り、東の山中なら発見されにくいと知った上で発見された場所に死体を遺棄したのではないだろうか。
憎むべき犯人だ。屋外活動で自然を満喫していた女児を拉致し殺害するとは。キャンプ場にはこうした社会への適性を欠く人物もいることを忘れてはならない。大人は決して子供から目を離してはならない。そして女性のソロ・キャンバーは管理棟の近くでキャンプするように心掛けなければならない。テントは決して家や車のように身を護る砦にはならない。人のみならず、クマなどの野生動物にも用心すべきだ。
自然は素晴らしいが、そこには危険がいっぱいだということを忘れてはならない。人は自然の野生動物を気にしていないが、野生動物は常に自分たちのテリトリーに入って来た人を観察している。
そして最も危険な動物が人であることを忘れてはならない。ことに女児や子供たちにとってクマと同様に人は危険な存在だ。親や保護者は決して、一瞬たりとも子供たちから目を離してはならない。キャンプ場で不幸な目に遭うのは美咲ちゃんを最後にしたい。ーー合掌。
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