明石家さんま 兼近大樹にエール「過去と思わず、歴史と思って過ごして」。
- 2023/02/08
- 04:59
<お笑いタレントの明石家さんま(67)が4日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演。お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(31)に対しエールを送った。
さんまは、兼近が1日夜、自身の公式YouTubeチャンネルで生配信を行い、広域強盗事件に関与した疑いのある容疑者との、かつての接点について言及。「今も仲がいいというのは一切ない。過去に彼と知り合いだったのは事実」と説明したことなどに関連し、さんまは「これを乗り越えて頑張っていかな、しゃあないし、もう自分に与えられた人生やしね」と語った。 また、兼近の相方・りんたろー。が「過去はついてくるもんだっていう言葉を言っていますけど」語り「過去はもう歴史。自分の歴史なんで、歴史にあまりとらわれない方がいいような気がしますね。過去は過去、過去は歴史。その歴史が僕を作り上げてくれているんでね。だから、過去と思わず、俺の歴史と思って過ごしてください」との言葉を送った>(以上「スポニチ」より引用)
「明石家さんま 兼近大樹にエール「過去と思わず、歴史と思って過ごして」」と題するスポニチの記事が目に付いた。何のことかと記事を読んだらお笑い芸人の兼近大樹氏が青少年期に話題になっている広域強盗事件の首領格の男たちと面識があり、かつて事件を起こしたことがあったということのようだ。
兼近大樹氏が面識があったのはお笑い芸人を目指す10年も以前のことで、彼も罪を問われて償い、それ以後はお笑い芸人として活動してきた。現在ではレギュラーのテレビ番組を持つほどの売れっ子になり活躍している。
それが広域強盗事件の首領格の男たちと同郷で、年代もほぼ同じだったことから接触があったという。現在では全く無関係で、現在捜査中の広域強盗事件とは全く接点がない。過去のことを持ち出して兼近氏を批判するのは見当違いだし、ましてやテレビ出演が云々というのは甚だしい不見識というべきだ。
罪を償えばすべて許されるのか、というと一概にはいえないだろう。しかし兼近氏は罪を償った後には広域強盗事件の連中とは一切接触してないし、一連の事件とは無関係だ。その彼の旧悪を暴いて現在のお笑い芸人としての彼に「責任を取れ」というかのような追及は見識を欠くといわざるを得ない。
さまん氏が如何なる料簡で兼近氏に「過去と思わず、歴史と思って過ごして」とエールを送ったのか知らないが、罪を悔いて再出発した彼に追い打ちをかけるかのような言辞を浴びせるのは如何なものだろうか。
人は誰でもミスをするし過ちを犯すことがある。それを悔いて再出発した人を許容する社会でなければならないと思う。私たちは罪を償い、真摯に反省した人に寛大でなければならない。
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