2Chの情報漏れが明かす「世論操作」
- 2013/08/31
- 12:01
2Chの個人情報が4万数千件漏れたという。それによりどんな人たちがアクセスしていたかが垣間見えるというのた。
個人情報のうち一般の自由な書き込みはどのような団体に所属するのか判別は困難だが、年間に幾ばくかの会費を払えば優先的に上位に掲示してもらえる「優待」会員があるそうだが、その場合はURL登録時に個人情報を書き込むようになっているようだ。
そうした「優待」会員の個人情報を解析すると、どのような人たちが2Chを特別に利用していたかが解るという。そのうち詳細がネットに掲載されるのか、それとも揉み消されるのか。いずれにせよ、2Chに書き込むのが不適切と思われる人たちが多数みられるようだ。
確かに日本は思想信条の自由も表現の自由も憲法で保障されている。しかし個人と偽って特定の「機関」なり「団体」が2Chの掲示板上位に特定の意見を書き連ねるのはいかがだろうか。しかも、それが勤務時間内だとしたら、特定の「機関」や「団体」は個人を装って世論操作をしようとしていたと疑われても仕方ないだろう。
まだ断定してはいないが、2Chの「優待」会員には全国紙の新聞社員と思われる人やテレビ局員、宗教団体、政府機関、政党・団体等々、日々2Chの掲示板上位に登場して提起された時事問題や外交問題に特定の意見を連日書き込んでいたことになる。
それなら個人を装うのではなく、すべての書き込みは実名で正体を晒して行うしかないことになる。それこそネットの匿名性と自由性が破壊されかねない。どんな「機関」や「団体」が個人を装っていたのか、URLの解析とネットへのアップを望むものである。
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